教員育成のためのモジュール型コア教材「教育実践編」

子どもたちと学習規律をつくるために

場面指導による教員養成教育

1.
学習規律づくりに関する場面指導 −遅刻してくる子どもへの指導−

遅刻してくる子どもへの指導 (2分34秒)

この場面指導では、「なぜ遅刻してきたか」という点にとどまり注意するのではなく、さらに「なぜ」と考えている点が評価できます。

遅刻してくる子どもは、早く起きられなかった子どもであり、早く寝られなかった子どもであり、夜遅くまでテレビを見たりゲームをしていたりした子どもであることが多い。子どもと改善できる点までさかのぼりながら、具体的なとりくみをつくっていく指導が求められています。

このさかのぼっていく指導を学級で共有できるとき、学級でとりくむ方法が生まれてきます。

子どもの問題行動から学級で何を学んでいくのかを共有していく指導が学習規律づくりです。


2.
学習規律づくりに関する場面指導 −授業に集中させる指導−

授業に集中させる指導 (3分16秒)

注意して改善するだけでなく、子どもの行動や事件から何を学ぶのかが重要です。

この場面指導では、授業に集中するためにはどんな方法があるのかを考えさせています。

子ども理解があって、学習にとりくむルールがつくられていくことが、学習規律を子どもたちのものにすることにつながるのです。


3.
学習規律づくりに関する場面指導 −発言の聞き方に関する指導−

発言の聞き方に関する指導 (1分31秒)


この場面指導では、間違いという否定的な見方に考えを深めるチャンスがあるという肯定を発見しています。

学習規律は、子ども同士の関係の指導です。

教師が無自覚に持っている学校的価値を子どもたちが読みとり従っていくのではなく、子どもたちが価値基準をつくりだしていく主体にしていく必要があります。

「いい」や「優れている」という評価だけでなく、「すてき」や「うれしい」といった教師の価値をさらけ出していく点が求められてきます。