
リフレクションシート
3年次生が履修する「教育実習事前・事後指導」では、その事後指導の課題として、「教育実習Webポートフォリオ」を作成します。
平成10年度からは、3年次の教育実習時に作成した学習指導案の1つをWebページ化し、サーバ上で公開し共有を図ってきました。そして、平成13年度からは、米国のInterstate New Teacher Assessment and Support Consortium (INTASC)が作成している教員スタンダードに基づいて「教育実習リフレクションシート」を作成し、そのエビデンス(証拠物)の1つとしてWebページ化した指導案を添付することによって、「教育実習Webポートフォリオ」をWeb上で閲覧(限定公開)できるようにしています。
「教育実習リフレクションシート」では、INTASCの10観点について3つの場面(教育実習前、教育実習中、教育実習後)からそれぞれリフレクションします。「教育実習リフレクションシート」を作成することによって、教育実習生は、教育学部において学修する中での教育に関するさまざまな臨床経験による自己の成長過程を客観的な観点からリフレクションすることができます。また、教育実習を通して身につけてきた教職の専門性を自己評価し、教育実習後から卒業までの課題を明確化します。
米国では、州教育委員会への教員免許申請やNational Board for Professional Teaching Standards (NBPTS)による優秀教員認定の申請の際に、INTASCスタンダードや州の教員スタンダードに基づいて作成したティーチング・ポートフォリオを提出することによって、教員としての資質を証明することもあります。