教員育成のためのモジュール型コア教材「教育実践編」

成長する教育実習生

教職キャリア教育における実践的指導力の育成をめざした教育実習プログラムとその効果

1.
教師としての能力や資質を培う上で

教師としての能力や資質を培う上で (1分07秒)

今、教師の使命感や課題に対する対応力、教育活動を創造する力や授業の質が問われています。考えてみれば、教育実習は学校現場丸投げです。直前に授業実習課題が提示され、実習期間中は学習指導案や教材作成に費やされます。そのため、多くは指導書を読んで簡単なワークシートを作成して終わっていました。

真に子どもたちが問題意識をもって考え続ける授業の創造は、教師の永遠の課題です。教育実習だからこそ、たとえ失敗しても、深い教材研究を背景として、創意ある授業づくりに挑戦し、子どもの学ぶ姿から自らの授業実践を見つめ、省察し、改善し続けていってほしいと思うのです。


2.
分離方式の初等教育実習とは

分離方式の初等教育実習とは (1分53秒)

4週間の教育実習の1週間を分離して、5月末の1週間を観察参加実習として位置づけ、残り3週間を本実習として9月に位置づけます。その間の4ヶ月間を研究期間とするものです。ポイントは、前期の観察参加実習の最後に、本実習で授業実践する単元や題材を提示してもらうことにあります。主体的な研究を促すには、教材研究や授業づくりの手順の理解や、学習指導上の指導技術の習得が必要になります。そこで、2年次から3年次前期にかけて、授業基礎研究を行う科目を充実させています。また、4ヶ月の研究期間中に実習生は、最低2回、作成した指導案をもって実習校を訪問し、指導を受けます。同時に、大学では授業担当である実務家教員による個別指導を実施します。また、本学には大学院生として多くの現職教員が在籍しています。そこで、ゼミとして実習生の授業構想検討会やマイクロティーチング、実習生の授業ビデオに基づく実践場面分析演習などに取り組むようになりました。