教員育成のためのモジュール型コア教材「教育実践編」

成長する教育実習生

教職キャリア教育における実践的指導力の育成をめざした教育実習プログラムとその効果

1.
上越教育大学の教育理念

上越教育大学の教育理念 (40秒)

本学は「高度な専門的力量と教育実践に精通した有能な教育実践家を育成する」を理念とし、現代の教育実態から次の二つを具体的目標としています。

  • 子ども理解を基礎とした包容力のある教師の育成
  • 教育活動を創造できる教師の育成

しかし、教育現場の教員養成ニーズ(心豊かで明るい人間性や人間関係形成能力、子ども理解や授業づくりに生きる幅広い経験など)と入学してくる学生の実態とを比較するとき、教職キャリア教育の必要性を強く実感します。


2.
教職キャリア教育とは?

教職キャリア教育とは? (1分28秒)

そこで、3つの課題解決を図ることにしました。

  • 体験的な学習や教育実習を通して、入学早期から子どもや学校の教育活動と接することで、学生の主体的な学びと教職への確かな決意を促すこと。
  • 大学講義での学びと教育の実際との乖離を解消するために、分離方式初等教育実習導入による教育実習の質的改善、任期付き採用の現場教師による豊富な経験を生かした実践的指導の実施、そして学生の双方向的な学びに機能するよう教職キャリア教育関連科目の充実を図ること。
  • 「教職キャリアファイル」による4年間のポートフォリオ評価により、学生自らが学びの履歴を確認しながら自らの教職に対する特性や課題を確認し続けること。さらに、教員がそれに応じた教職キャリアガイダンスを全体・個別に実施することで、実践的指導力を育むこと。

3.
教育実習体系と授業科目の位置づけ

教育実習体系と授業科目の位置づけ (1分01秒)


教育実習は、1、2年次で様々な校種での観察・参加実習を位置づけています。3年次では、教職専門や教科専門を背景に分離方式の初等教育実習を、そして、4年次では深く教科専門を習得した上での中等教育実習、及び学生自らが教職観を再構築し、到達目標を指針とした自己目標更新のための総合インターンシップを位置づけています。

  • 1年次…小規模校観察参加実習、特別支援学校観察参加実習、附属中学校観察参加実習
  • 2年次…幼小連携を意識する幼稚園観察参加実習
  • 3年次…分離方式の初等教育実習
  • 4年次…中等教育実習、総合インターンシップ