
ワークショップについてのまとめ
今回のワークショップで用いた概念化シートにまとめる手法について、村川雅弘教授が補足の解説をしている。
- 知の総合化ノートは、様々な学びが整理・構造化されていくことに役立つ。
- それを基にして、各チームで協働して、大洋紙大の概念化シート(縦軸の上端が「成果(良かった点」、下端は「問題点・改善点」、横軸の左端が「教師」、右端が「子ども」)に貼り、KJ法的方法で整理し、ラベルを太ペンで記し、図にまとめることを行う。
- 知の総合化ノートを用いることで、生徒は、
(1)自分の成長を感じることができる、
(2)課題が見つかり、目標をもつことができる、
(3)視野が広がり、客観的に見ることができる、
(4)表現力があがった
というような変容が見られた。 - 概念化シートは、それぞれが振り返った後、みんなで協働して整理する方法であり、なぜ、そうなったのか、おや、これでいいのかなという思考が働き、自分で行った活動の意味や関連を明らかにすることができる。児童・生徒の学習支援のために使わせることができる。
最後に、来年度の公開研究会に向けての提案をしている。
- 公開研究会でカリキュラム評価のワークショップを行う。
- 成果、問題、疑問、提言の4分割の発言シートにまとめてもらう。
- そのあと、情報交換・共通理解のためのワークショップを再度行うという外部評価ワークショップが役立つ。
■参考サイト・参考文献
◆ジャストシステム『全員参加型研修支援ソフト 研修デザイナー』 【URL】 http://www.justsystems.com/jp/software/dt/kdesigner/ ◆『みんなのアイデアがつながる〜ワークショップ型研修の手引き』 村川雅弘 他 教師向けワークショップパッケージプロジェクトメンバー ジャストシステム 2006年 |