教員育成のためのモジュール型コア教材「教育実践編」

ワークショップ型教員研修の方法とその実際

校内で実践してきた年間カリキュラムをワークショップの手法を用いて評価する

1.
ワークショップの方法

ワークショップの方法 (15分20秒)

これまでの授業研究には次のような課題があった。

  • 一部の教師の発言にとどまる。
  • 若い教師がなかなか意見を述べにくい。
  • 異なる教科の授業について口を挟みにくい。
  • 偏った視点からの協議に流れる。
  • 成果と課題が明確にならない。
  • 時間通りに終わらない。

それを改善する方法として、つぎのようなワークショップ型授業研究の手法を開発した。

  • KJ法
  • 短冊方式
  • 概念化シート
  • マトリクス法
  • 指導案拡大シート
  • カリマネモデル拡大シート
  • 高志方式

ここでは、その内の「短冊方式」、「概念化シート」、「マトリクス法」、「指導案拡大シート」について解説している。


2.
カリキュラム評価ワークショップの進め方

カリキュラム評価ワークショップの進め方 (3分16秒)

学校の教員同士で、1年間取り組んできたカリキュラムを評価するワークショップの進め方について解説している。

大手町小学校におけるカリキュラム評価ワークショップは次のように進めている。

  • 評価の材料としては、教師自身の気づき・学び、子どもの姿・成果物、公開研究会での参観者からの外部評価アンケート、研究会での振り返りレポート等を用い、それから学んだこと、気がついたことを短い文で付箋紙に書く。
  • それを基にして、各チームで協働して、大洋紙大の概念化シート(縦軸の上端が「成果(良かった点」、下端は「問題点・改善点」、横軸の左端が「教師」、右端が「子ども」)に貼り、KJ法的方法で整理し、ラベルを太ペンで記し、図にまとめることを行う。
  • チームは、研究課題に基づき、ふれあい班、教科学習班、総合学習班、関連班、学びのノート班の5つで構成し、活動している。
  • 協議は、それぞれのメンバーが記した付箋紙の内容をすべて活かし、全員の意見をすべて取り入れることを念頭に行っている。
  • 50分間の時間を限って行い、終了後に、各班の代表が発表し、参加者全員で意見交換を行っている。

3.
グループ構成とアイスブレーキング

グループ構成とアイスブレーキング (2分16秒)

チームは、低学年、中学年、高学年、学級担任以外、他の学校の教員が、研究課題に基づき、ふれあい班、教科学習班、総合学習班、関連班、学びのノート班の5つの班のそれぞれに分かれて構成する。

活動を始める前に、お互いに自由に協議することができるように、アイスブレーキングのための楽しいゲーム形式の活動を行っている。


4.
概念化シートの作成活動

概念化シートの作成活動 (4分42秒)

50分間の時間厳守で、各班のテーマ毎に、ワークショップを行っている。

  • 付箋紙に必要事項を記す。
  • 各自が記した付箋紙をシートに出し合う。
  • それぞれの付箋紙をKJ法的手法でシート状の適した場所にまとめて整理し、確定したら太ペンでラベルを記す。あるいは、関連があるラベル間を線で結ぶ。付箋紙ははがれないように、糊で貼り、概念化シートを完成させる。

5.
発表と意見交換

発表と意見交換は、次の順番で行っている。

  • 各班が作成した概念化シートを黒板等に貼り、代表が概要を説明する。
  • 説明が終了したら、参加者から質問、意見を出し合い、ディスカッションを行う。
  • コーディネータがいる場合は、コメントをしてもらう。

教科学習班 (8分24秒)

ふれあい班 (8分31秒)

総合学習班 (8分00秒)

関連班 (8分59秒)

学びのノート班 (8分39秒)