
総合的学習のカリキュラム構想に当たって
(1)テーマ設定にかかわって
総合的学習のカリキュラム構想に当たっては、まず、どのようにテーマを設定したらよいかが重要である。たとえば、次のようなテーマ設定が考えられる。
- 地域や学校の立地条件を考慮したテーマ
- 児童・生徒の興味・関心を考慮したテーマ
- 児童・生徒が追究できる学習課題を多く内在しているテーマ
- 焦点化されたテーマ
- 直接的な体験が多く盛り込めるテーマ
- 現代的な課題につながるテーマ
(2)テーマにかかわって、考えられる学習材と学習活動を練り上げる
総合的学習のカリキュラム構想に当たっては、設定したテーマにかかわって、考えられる学習材と学習活動を練り上げることが重要である。
(3)そのテーマでの学習課題としてのトピックを抽出する
総合的学習のカリキュラム構想に当たっては、設定したテーマでの学習課題としてのトピックを抽出することが重要である。
(4)構想に当たっては、ねらいの明確化と付けたい力を具体化する
総合的学習のカリキュラム構想に当たっては、ねらいを明確化し、その学習を通して、児童・生徒に身に付けさせたい能力(たとえば、コミュニケーション能力、対人関係能力、情報活用能力等)を具体化することが重要である。
(5)年間の単元構想を立案する
総合的学習のカリキュラム構想に当たっては、それぞれのテーマのねらいに迫るために、学習課題をどのような手順で構成し、追究していくか、を考えたり、学習材、学習活動、トピックをどのように関係付けて単元構成するか、単元内の学習の流れをどのように構成するかなどに留意して、年間の単元構想を立案することが重要である。
(6)学習を支える各種条件を吟味し、その準備をする
総合的学習のカリキュラム構想に当たっては、フィールドの確保、保護者への協力要請、ゲストティーチャーとしての技術職人等(その道の専門家)への協力要請、フィールドワークの場所の下見と危険度のチェック、学習環境の整備等、学習を支える各種条件を吟味し、その準備をすることが重要である。