ポイント
- 不適切なメールや掲示板の内容に気をつけるようにし、正しい対処の仕方を指導できる

メールや掲示板の怖さ
ポイント
- 善意系チェーンメールの代表である「輸血のお願い」を提示する
- 転送するか?転送しないか? その理由は何か? ワークシートに記入させた後、話し合わせる
- 転送が繰り返されると、多くの人を巻き込んでいくチェーンメールの問題点を解説する
【解説】
善意系のチェーンメールは、児童が判断に迷う事例です。これを提示して転送するかどうかを問うことで、「インターネットを利用する際、よいことに思えることも、注意を要する場合がある」ことに気付かせます。また、一度書かせてから話し合うというのも、しっかり自分の考えを持たせる上で有効です。
ゴール
- 児童が判断に迷うような問題場面を提示することは、効果的に問題意識を高める手法の1つであることを理解する

適切な対処
ポイント
- チェーンメールが転送されるとどんなことが生じるかを考えて話し合わせる
- チェーンメールが送られてきたら削除することと、わからないときは相談することを伝える
【解説】
話し合いの中の児童の言葉をうまく拾いながら、「確かめるために、多くの人が病院に電話すると、急を要する電話がかかりにくくなるなど、病院や他の患者さんに多大な迷惑をかける」ことを解説します。
チェーンメールが送られてきたときの対処については、「削除すること、相談すること」をきちんと教えます。
ゴール
- チェーンメールの転送により生じる、通信環境の悪化の被害を具体的に指摘できる
- 対処法についてまで、明確に教えるべきであることを理解する

授業のポイント
ポイント
- チェーンメールについて、コンテンツを活用しながらわかりやく解説する
- コミュニケーションツールを活用して、児童の意見を把握し、授業の展開に生かす
【解説】
携帯やインターネットが児童の生活に広く浸透しているとは限りません。児童の実態を事前に把握し、わかりにくい事象については、できるだけ、視覚に訴え、わかりやすく解説します。
コミュニケーションツールを適切に活用することで、児童の反応を素早く把握し、授業の展開に生かすことができます。ホワイトボードとの併用で、教具の特性を生かしながら思考を深める授業が行われています。
ゴール
- 視覚にうったえたり、児童の反応を把握したり、ICT活用による指導方法の工夫を考えることができる
- 情報が伝わってゆく様子を児童に想像させることを目的とした、プレゼンテーション教材の活用を理解できる