ポイント
- インターネット上での誹謗・中傷について疑似体験を取り入れて、体験的に理解を深めさせながら指導できる

授業のねらい(インタビュー)
ポイント
- 事前に児童の実態を把握する
- 疑似体験を取り入れて、体験的に理解を深めさせる
【解説】
アンケートにより事前に実態調査を行うことがまず第一のポイントです。学級の実態によっては、掲示板への書き込みの経験が少ないことが考えられます。その場合、教室の中で掲示板書き込みを疑似体験させ、体験的に理解させることが有効です。
経験の浅い児童でも、言葉による説明に、体験的な学習活動を取り入れることにより理解を深めることができます。
ゴール
- 指導内容にかかわる経験などの実態を事前に把握しておくことの重要性を理解できる
- 疑似体験を位置づけた学習活動で、体験的に理解させる指導が有効であることを知る

事例から学ぶ
ポイント
- インターネットでの誹謗・中傷などによって起こる被害について考えさせる
- 個人が苦しむことはもちろん、多くの人に見られることによる社会への影響についても考えさせる(=見る人への思いやり)
- なぜそのような事が起こるのか話し合わせる(匿名性、情報発信の責任感の希薄さなどから起こることに気付く)
【解説】
実際に起こった掲示板による誹謗・中傷での事件を取り上げ、被害の現状を知らせることは、インターネット上での掲示板利用による影響を児童たちに考えさせることにつながります。
掲示板の特性の視点から、メリットだけでなくデメリットがあることや匿名性、情報発信の責任があることに気付かせ、ネット社会に参画する心構えを持たせます。
ゴール
- 掲示板を利用する際のルールやマナーを考えさせることができる

正しい利用者に
ポイント
- ネット上で情報を発信し、また伝えることに対して責任をもち、正しい表現ができるように話し合わせる
- 今後の情報発信について、児童のルールやマナーを決めさせる
【解説】
導入段階の疑似体験で感じた児童の感想を想起させながら、インターネット上での情報発信に相手がいることを自覚させ、思いやることの大切さを気付かせます。
掲示板の利用におけるルールやマナーを確認し、今後の利用する際の決意を短冊に書き、実践への意欲を高めさせます。
ゴール
- 児童が掲示板を利用する際のルールやマナーを理解させ、実践しようとする態度を育てることができる