教員育成のためのモジュール型コア教材 「ICT活用編」

情報社会の約束

児童が情報社会の一員としてルールやマナーを守って、情報を集めたり発信したりできるように指導する

ポイント

  • インターネット上での誹謗・中傷について疑似体験を取り入れて、体験的に理解を深めさせながら指導できる

1.授業のねらい (38秒)

2.疑似体験から課題を (2分27秒)

3.事例から学ぶ (2分10秒)

4.正しい利用者に (2分36秒)

5.授業のポイント (2分55秒)

1.
授業のねらい(インタビュー)

授業のねらい (38秒)

ポイント

  • 事前に児童の実態を把握する
  • 疑似体験を取り入れて、体験的に理解を深めさせる

【解説】

アンケートにより事前に実態調査を行うことがまず第一のポイントです。学級の実態によっては、掲示板への書き込みの経験が少ないことが考えられます。その場合、教室の中で掲示板書き込みを疑似体験させ、体験的に理解させることが有効です。

経験の浅い児童でも、言葉による説明に、体験的な学習活動を取り入れることにより理解を深めることができます。

ゴール

  • 指導内容にかかわる経験などの実態を事前に把握しておくことの重要性を理解できる
  • 疑似体験を位置づけた学習活動で、体験的に理解させる指導が有効であることを知る


2.
疑似体験から課題を

掲示板の疑似体験をする児童の様子 (2分27秒)

ポイント

  • 市販ソフトの利用により、掲示板での誹謗・中傷を疑似体験させ、感想を発表し合わせる

【解説】

市販の統合ソフトの一部の機能である掲示板を実際に児童に利用させます。誹謗・中傷の内容が書かれた掲示板を閲覧させたのち、感想を出し合わせます。

本時の学習のねらいである「インターネット上での誹謗・中傷に留意させ、違法な行為をしない態度を育てる」に向けて、課題を児童に持たせます。

ゴール

  • 児童一人一人が掲示板を利用する上でルールやマナーを考えようとする課題意識を持たせることができる


3.
事例から学ぶ

掲示板による情報発信がもたらす危険性や影響について話し合う児童の様子 (2分10秒)

ポイント

  • インターネットでの誹謗・中傷などによって起こる被害について考えさせる
  • 個人が苦しむことはもちろん、多くの人に見られることによる社会への影響についても考えさせる(=見る人への思いやり)
  • なぜそのような事が起こるのか話し合わせる(匿名性、情報発信の責任感の希薄さなどから起こることに気付く)

【解説】

実際に起こった掲示板による誹謗・中傷での事件を取り上げ、被害の現状を知らせることは、インターネット上での掲示板利用による影響を児童たちに考えさせることにつながります。

掲示板の特性の視点から、メリットだけでなくデメリットがあることや匿名性、情報発信の責任があることに気付かせ、ネット社会に参画する心構えを持たせます。

ゴール

  • 掲示板を利用する際のルールやマナーを考えさせることができる


4.
正しい利用者に

児童が掲示板を利用する際のルールやマナーを短冊に書く様子 (2分36秒)

ポイント

  • ネット上で情報を発信し、また伝えることに対して責任をもち、正しい表現ができるように話し合わせる
  • 今後の情報発信について、児童のルールやマナーを決めさせる

【解説】

導入段階の疑似体験で感じた児童の感想を想起させながら、インターネット上での情報発信に相手がいることを自覚させ、思いやることの大切さを気付かせます。

掲示板の利用におけるルールやマナーを確認し、今後の利用する際の決意を短冊に書き、実践への意欲を高めさせます。

ゴール

  • 児童が掲示板を利用する際のルールやマナーを理解させ、実践しようとする態度を育てることができる


5.
授業のポイント(インタビュー)

授業のポイント (2分55秒)

ポイント

  • 誹謗中傷の場面を擬似的に体験させ、そのようなことをされたらどんな気持ちになるか考えさせる
  • 事例を示し、問題点を考えさせる

【解説】

掲示板での誹謗中傷の事例により考えさせるのではなく、教室内の掲示板で、疑似的に誹謗中傷の場面を体験させています。

これにより、児童の問題意識が高まり、事例を真剣に受け止めて話し合いができました。

ゴール

  • 疑似体験により問題意識を高め、その上で事例の問題点について話し合わせることで、掲示板のよさと留意点を十分に考えさせることができる