ゴール
- ニュース制作者の立場になって、ニュースに出演していただく人に対して、どんなことに気をつければよいのか(肖像権、許可を得る等)を考えさせるよう指導できる

授業のねらい(インタビュー)
ポイント
- 肖像権の理解とともに、思いやりの心を持つことの大切さを考えさせる
- 児童の経験を生かす
【解説】
肖像権という権利があるから守るのではなく、「自分の姿がテレビやネットで公開されることでいやな思いをさせないか」という思いやりの心を押さえるところがポイントです。
本学級の児童は自分たちの作ったニュースが公開された経験があります。「テレビに出ることはいいことだけかな?」という問いをきっかけにして、深く考えさせるようにします。
ゴール
- 肖像権の理解とともに思いやりの心を持つことが重要であることを理解させることができる
- 児童の経験を踏まえての指導について理解できる

通常の授業の流れから、情報発信のルール・マナーを考えるきっかけを作る
ポイント
- 児童にとっても意味や大切さのわかる「思いやり」をキーワードにしながら、情報発信におけるルールやマナーについて考えさせる
【解説】
学校の先生方に出演いただきながら、ニュース制作を目指す単元の中で、情報発信のルール・マナーについて考える機会を設定します。
前時の学習を振り返らせた後で、「ニュースをつくるときに大事なこと」に「思いやり」があることを伝えます。
ゴール
- 前時までの学習を振り返ることで、児童が気付いたこと(具体的に、正確に、わりやすく、元気に等)の他に、「ニュースつくり」に「思いやり」が必要であることを示唆できる

肖像権って何だろう?
ポイント
- 教師の解説とともに、コンテンツを視聴させ、肖像権を理解させる
- 肖像権という言葉と、肖像権を尊重するための行動を結びつける
- この単元で目指すビデオ撮影で心がける点に気付かせる
【解説】
児童は肖像権という言葉を聞いたことはあっても、侵害されている場面や、肖像権を守るためにとるべき行動は理解していません。ここでは、コンテンツを視聴させながら、肖像権を尊重するための行動について考えさせています。
児童とやりとりしながら、教師がコンテンツの解説をすることで、児童の関心を維持する工夫が見られます。
ゴール
- 顔や姿の映像が勝手に利用されないように守られる権利としての「肖像権」を理解させることができる
- 守るための意識を持たないと、侵害しがちであることを理解させることができる
- 他人の顔や姿を利用する場合は、本人からの許可を取ることが、権利を守ることになる。自分たちが情報収集・取材するときも、相手に対する配慮(思いやり)が必要であることに気付かせることができる
- 権利だから、守るのではなく、相手の気持ちを考えるのが「情報社会の一員」としてマナーであることに気付かせることができる