ポイント
- Webページなどで発信する場合のルールやマナー(肖像権、個人情報保護など)について考えさせ、情報をわかりやすく伝えることの大切さを指導することができる

教室内のネットワークで安全に練習
ポイント
- ブログ作成の方法を解説した後、作成の練習をさせる
- 写真や文章をアップロードする前にもう一度確認する必要があることを確認する
- コメントを書き込むときに気をつけることを確認する
【解説】
実際での場面を具体的に提示しながら、写真に写っている人から許可を取ったか、文章に個人情報が含まれていないか確認することの重要性を説明します。
教室外には非公開となるネットワーク環境下でのブログの練習、またアップロードする前に確認メッセージが表示される設定など、システムにも工夫が見られます。
ゴール
- 自分の用意した写真や文章が、肖像権や個人情報保護の観点から適切かどうか、体験的に考えさせる指導上の工夫がわかる
- インターネットに公開する前に、教室内でしか見られないネットワーク環境下で練習をすることで、安全を確保できていることがわかる
- コメントには思いやりが必要であることを押さえ、情報モラル教育につなげる指導上の工夫がわかる

本時の学習をまとめる
ポイント
- これまでの学習をまとめる
- わかりやすく伝えることに結びつける
【解説】
写真の中にも個人情報が含まれることがあること、著作権にも配慮することなど、子どもの気付きをうまく取り上げ、補足説明を加えながら本時の学習をまとめます。
不特定多数の人の目に触れるというインターネットの特徴をあらためて確認しながら、わかりやすく伝える工夫の大切さを整理します。
ゴール
- 重要なことを再度押さえるとともに、子どもの気付きをうまく取り上げながら、補足説明を加えてまとめる手法を理解する
- 指導のねらいに沿って、「わかりやすく伝えること」をしっかりまとめ、本時が肖像権や個人情報保護のみの学習ではないことがわかる

授業のポイント
ポイント
- ブログの記事は、不特定多数の人の目に触れるという特徴をしっかり押さえる
- 情報発信で重要なことは、「その情報を見る人がいて、それをどう受け止めるか」ということである。そのことを体験的に学ばせる
- 情報モラルのポイントは「気づく力」をつけることである
【解説】
本実践では「多くの知らない人」という言葉を使って、情報発信の向こう側にいる不特定多数の閲覧者に意識を向けることが強調されています。小学生は、情報発信は自分の思いだけで終わりがちですが、そのことにしっかりと目が向くよう体験的な学習活動が工夫されています。
情報モラル教育は、情報発信や受信などさまざまな場面で、立ち止まって気付く力が大切になります。そのことを体験を通して学ばせることが重要になってきます
ゴール
- インターネットに発信する場合は、その向こう側にいる不特定多数の閲覧者を意識させることが重要であることがわかる
- 体験的な学習活動で、気づく力を育成することの有効性がわかる