教員育成のためのモジュール型コア教材 「ICT活用編」

小学1年生でもできる! 楽しい名刺づくり

名刺作成ソフトで簡単名刺作成

1.
名刺づくりの事前準備

教材の準備 (59秒)

例示するためのサンプルとして、事前に教師自身の名刺を作成し、準備しておくとよいでしょう。

また、子ども達一人ひとりをデジタルカメラで撮影し、顔写真のデータを子ども達が取り出しやすい共有フォルダ等に入れておきます。


2.
授業その1〜授業の導入と子ども達の作業〜

授業の導入と子ども達の作業 (1分29秒)

はじめに、教師があらかじめ作成した名刺を示し、本授業の目標が名刺作りであることを説明します。

次に、名刺作りの操作の流れを一通り説明した後、子ども達に作成を始めるよう指示をします。本事例では、名刺のテンプレートに学年と組、氏名、顔写真、チャームポイントや好きなイラストを入力させています。

子ども達の作業状況を見ながら、全体説明や個別指導を行います。

ポイント
  • 子どものスキルに応じた操作レベルを意識する。本事例では小学1年生を対象としているため文字入力はソフトキーボードを利用している
  • 子ども達のコンピュータ操作にはばらつきがあるため、はじめに一連の操作を説明して、操作に慣れている児童にはできるところまで作業を進めるよう指示をし、そうでない児童には、短い操作の単位を例示しながらスモールステップで作業をさせる

ここでは、教師のコンピュータ画面を強制的に子ども達のコンピュータに一斉に提示することのできるコンピュータ室で授業を行っていますが、教師のコンピュータの画面はプロジェクタでスクリーンに提示することでも代替できるでしょう。


3.
授業その2〜完成した名刺を印刷する〜

名刺の完成 (1分 7秒)

名刺が完成した児童から順に、データをカラープリンターで印刷し、さらに印刷したものを切り離します。

完成した名刺を使って、子ども同士で名刺交換の体験をさせるのもよいでしょう。

時間内に作業が完了しなかった場合には、その時点でファイルを保存させるように指示をします。

ポイント
  • 早く名刺が完成した児童の作品を皆に見せると、作業が進まなかった児童にとって参考になる
  • 作業の進度に大きく差が出るようであれば、早く完成した児童には、イラストや飾り枠など、より見栄えのよくなる工夫をするように指示をする

4.
実践教師の声

実践教師の声 (38秒)

低学年の子供たちにパソコンで何らかの創作を行ってもらうためには、難しさを感じさせずに楽しく興味を持って取り組めるような工夫があるのが望ましいです。

ここでは、本事例の実践教師が行った工夫のポイントについて紹介します。

ポイント
  • 低学年では、パソコンに興味を持ってもらうことが大事
  • 子ども自身の写真などを使うと親しみがあって効果的
  • 飾り付けや文字の作成などを自分なりにアレンジさせれば、進んで取り組めるようになる