教員育成のためのモジュール型コア教材 「ICT活用編」

ICTを効果的に活用した協同学習

受け手を意識した情報発信、情報の共有・交換により教科等の学習を深める

ポイント

  • 協同学習システムの導入による学習の充実、新たな学習の創出方法について学ぶ
  • このスタイルの学習のどの点が、授業のねらいの達成につながるのか考えることができる

1.準備 (2分35秒)

2.導入(学習のめあての確認) (1分42秒)

3.協同学習システムへの書き込み (2分56秒)

4.学級全体での意見交換 (2分47秒)

5.授業のまとめ (1分30秒)

6.教師の声 (4分33秒)、 (4分23秒)

1.
準備

協同学習システムの操作方法の確認 (2分35秒)

ポイント

  • 利用する協同学習システムの基本的な操作方法を確認し、すべての子どもにとって、スムーズに学習が進むように配慮する

【解説】

ICTを使って魅力的な授業を展開しようとしても、基本的な操作方法があいまいだと、学習に集中できません。

協同学習システムの操作法のなかで、「書く」「編集」「書き込みスペースの確保」「書き込み」「書き込み登録」などを、短時間で、全員で復習した後に、学習に進みます。

本授業では、二人ひと組で一食分の献立を考えさせて、それを協同学習システムで各人に書き込ませながら、児童の操作を確認しています。

この時、他のグループの書き込みの様子が見えるようになっています。

ゴール

  • 児童の操作技量を見通しながら、必要に応じて操作方法を確認する意味を理解できる


2.
導入(学習のめあての確認)

学習のめあての確認 (1分42秒)

ポイント

  • 協同学習システムの利用に入る前に、本時の学習のポイントを整理する
  • 色や絵を利用し、児童の理解を助ける

【解説】

体内での働きにより、食品を、主に3つに分けて解説します。色で区別したり、絵を用いるなど視覚的な工夫により、児童の理解を助けます。

ゴール

  • 学習のねらいを確認・整理する方法やタイミングについて理解することができる


3.
協同学習システムへの書き込み

協同学習システムを利用した学習 (2分56秒)

ポイント

  • コンピュータ上で共有されている一枚のシートに、グループ毎に献立を記入
  • 他のグループによる献立の提案に、コメントし合う

【解説】

バランスの良い食事をとることが大切であることを確認した後、グループ毎に協同学習システムに献立を記録します。

リアルタイムで見ることができる他のグループの献立提案に対して、協同学習システム上でコメントを書き込みます。

コメントの内容にも期待したいところですが、コメントし合うことで、考えるタイミングを確保し、表現の方法を考えさせるところに意味があります。

ゴール

  • 協同学習システムに書き込ませるための雰囲気作りや支援の方法について考えることができる


4.
学級全体での意見交換

深める段階での協同学習システムの利用 (2分47秒)

ポイント

  • 他のグループの意見を参考にしながらコメントを書き込むだけでなく、教師を中心にした対面方式の意見交換の時間を確保する

【解説】

他のグループからもらったコメントを発表させながら、その献立内容のバランスの善し悪しについて学級全体で確認します。

ゴール

  • 協同学習システムに記入された内容を活用しながら、対面方式により、学級全体で意見交換を行わせることができる


5.
授業のまとめ

振り返る段階での協同学習システムの利用 (1分30秒)

ポイント

  • 本時で記録された学習履歴を、次の授業の学習の手掛かりにする見通しを持つ

【解説】

次回の授業では、一食ではなく、三食でバランスをとれる献立について考えることを伝えます。

ゴール

  • 次の授業への連続性確保のための、協同学習システム利用について考えることができる


6.
教師の声

わいわいレコーダー利用のねらい (4分33秒)


ポイント

  • ICT活用の“ねらい”は、友達による記入状況をリアルタイムで一覧させ、また相互評価を交換し合う場面を設定することにある
  • 効率的な児童同士の“関わり合い”を実現でき、限られた時間の中で学習の目的が達成される
  • 児童にとっては、ICT活用による協同学習の経験となる
  • 導入時に操作方法を確認し、操作に不安を感じさせることなく、学習に集中させる配慮も必要
  • スムーズな文字入力など、学習の目標達成を支える児童のリテラシにも注目すべき


学習を深めるICT活用 (4分23秒)


ポイント

  • 意見をかわし合う“学び”を通して達成される学習効果に期待
  • 次々と記入される友達の学習プロセスをヒントにさせることで、思考の深化を促す
  • お互いに働きあう学習スタイルは、教育活動全体で取り組むコミュニケーション能力の育成にも寄与する