教員育成のためのモジュール型コア教材「教育実践編」

ボランティア活動で、不登校の子どもたちとの触れ合いの体験をしよう

学生による不登校児童生徒への支援

1.
不登校の子どもとふれあってみよう
イラスト

不登校の子どもたちに接することは貴重な体験です。それによって、学生はさまざまな経験を積み、ふりかえることで、教師になってからも有形無形の財産となるでしょう。しかも、自発的に行うことが理想的です。

ポイント
  • 不登校児童生徒の理解は、文献だけではなかなか得にくい
  • ボランティア体験、あるいは授業における実習体験などで、不登校生とのふれあいの機会をもつことが望まれる

2.
事前に留意すべきこと

事前に留意すべきこと (57秒)


不登校生に接するボランティアを行うことは、教育実習などと同じように、事前の留意事項があります。

ポイント
  • 真摯な態度で
  • 派遣先の施設(適応指導教室、フリースクール等)の目的、活動内容、特徴などをあらかじめよく理解しておく
  • 派遣先の施設等が求めていることの理解
  • 学生自身が自分に何ができるかを考える
  • 施設等のスタッフの指導にしたがう

3.
研修会などに参加してみよう

研修会などに参加してみよう (50秒)


事前に、研修会などに参加することが望ましいです。

ポイント
  • 不登校に関することなどを互いに語り合う機会をもつ
  • 関係した授業などで、基礎的な知識やスキルを習得する
  • 学内、学外で専門家による講習会などを受ける

<研修会の様子>


4.
派遣先ではスタッフの指示にしたがいます

不登校生を対象とした施設における指導 (1分02秒)


派遣先においては、さまざまな考え方があります。自分の考えや大学で習った知識を無理に主張せず、派遣先のスタッフの指導にしたがうことが大切です。

ポイント
  • 派遣先はさまざま
  • 自分の考えを無理に押しつけない
  • いろいろな考えに触れる機会と捉える

5.
子どもたちとのふれあいを

不登校生とのふれあい (53秒)


子どもたちとのふれあいをしっかりと楽しみましょう。

ポイント
  • 不登校生は特別ではない
  • 心理的に傷をもっている子も多い
  • 一緒に遊ぶことを楽しむ

6.
体験でどんなことを感じたかふりかえりましょう

ふりかえりが重要 (41秒)


イベントふりかえりシートPDF

イベントふりかえりシート

体験したことを教師として成長する糧にするためには、体験したことや自分の気持ちをふりかえることが大切です。

ポイント
  • 体験から得た感情についてふりかえる
  • 子どもたちの反応についてふりかえる
  • これからの展開に思いをはせてみる

7.
活動の記録をつけましょう
イラスト

活動報告書

体験したことを記録しておくことは重要です。教師としてもカウンセラーとしても、記録することは、児童生徒と関わる上での基本です。記録がなければ、記憶は変容したり忘れたりします。体験を今後に生かすためにも、必ず記録を付けましょう。

ポイント
  • 記録を付ける
  • 記録の形式
  • 記録する際の留意点(いつ書くのか、誰が見るのか など)

8.
スーパーバイザーに事後の指導を受ける

事後の指導 (1分36秒)


不登校の子どもたちとの関わりをうまく持てるようになるためには、スーパーバイザーの先生に指導していただくことが必要です。かならず事後指導を受けましょう。

ポイント
  • 記録を見てもらいながら指導を受ける
  • 気がついたところ、困ったところを報告
  • その場での指導だけでなく、調べ学習などで深める

スーパービジョンの様子(例) (2分53秒)


ポイント
  • 現状や問題点、気になったことなどを報告
  • スーパーバイザーは一方的な指導ではない
  • 学生は何でも安易に教えてもらうのではない
  • 解決のための方法を一緒に考える
  • すぐに解決しないことには、ゆっくりと時間をかけて取り組む態度も必要

スーパーバイザーの役割 (51秒)

ポイント
  • 学生が話すことによって、さまざまな気づきを得る
  • ボランティアでの自分の在り方、今後の関わり方について考え直す
  • 指導内容を基にして、調べ学習などの自主性も望まれる
  • 活動のさらなる前進につながる時間になるとよい

9.
連携・協力のしかた

学生、スーパーバイザー、施設スタッフの連携協力 (1分05秒)


不登校生への学生支援にあたっては、学生、スーパーバイザー、派遣先のスタッフの三者の連携が不可欠です。

この三要素のどれかが、自分の都合だけで動いたり主張したりすると、活動がスムーズに進みません。

ポイント
  • コーディネーターの重要性
  • チーム援助
  • 子どもにとって利益になること優先

10.
学生主体の活動にもチャレンジしよう

学生の自主的活動への発展 (1分48秒)


ボランティアという言葉は、自発的に行うという意味を含んでいます。誰かに命じられたり、報酬を得たりするために行うのではなく、自ら進んで行うものです。そのとき、一歩進めて、自主企画で行う活動をすると、喜びや得るものは倍増します。

ポイント
  • 発展課題:自主企画、自主的活動
  • 顧問の先生に相談
  • 外部機関との連携