
不登校の子どもとふれあってみよう

不登校の子どもたちに接することは貴重な体験です。それによって、学生はさまざまな経験を積み、ふりかえることで、教師になってからも有形無形の財産となるでしょう。しかも、自発的に行うことが理想的です。

- 不登校児童生徒の理解は、文献だけではなかなか得にくい
- ボランティア体験、あるいは授業における実習体験などで、不登校生とのふれあいの機会をもつことが望まれる

事前に留意すべきこと
事前に留意すべきこと (57秒)
不登校生に接するボランティアを行うことは、教育実習などと同じように、事前の留意事項があります。

- 真摯な態度で
- 派遣先の施設(適応指導教室、フリースクール等)の目的、活動内容、特徴などをあらかじめよく理解しておく
- 派遣先の施設等が求めていることの理解
- 学生自身が自分に何ができるかを考える
- 施設等のスタッフの指導にしたがう

派遣先ではスタッフの指示にしたがいます
不登校生を対象とした施設における指導 (1分02秒)
派遣先においては、さまざまな考え方があります。自分の考えや大学で習った知識を無理に主張せず、派遣先のスタッフの指導にしたがうことが大切です。

- 派遣先はさまざま
- 自分の考えを無理に押しつけない
- いろいろな考えに触れる機会と捉える

体験でどんなことを感じたかふりかえりましょう
体験したことを教師として成長する糧にするためには、体験したことや自分の気持ちをふりかえることが大切です。

- 体験から得た感情についてふりかえる
- 子どもたちの反応についてふりかえる
- これからの展開に思いをはせてみる

スーパーバイザーに事後の指導を受ける
事後の指導 (1分36秒)
不登校の子どもたちとの関わりをうまく持てるようになるためには、スーパーバイザーの先生に指導していただくことが必要です。かならず事後指導を受けましょう。

- 記録を見てもらいながら指導を受ける
- 気がついたところ、困ったところを報告
- その場での指導だけでなく、調べ学習などで深める

- 現状や問題点、気になったことなどを報告
- スーパーバイザーは一方的な指導ではない
- 学生は何でも安易に教えてもらうのではない
- 解決のための方法を一緒に考える
- すぐに解決しないことには、ゆっくりと時間をかけて取り組む態度も必要

連携・協力のしかた
学生、スーパーバイザー、施設スタッフの連携協力 (1分05秒)
不登校生への学生支援にあたっては、学生、スーパーバイザー、派遣先のスタッフの三者の連携が不可欠です。
この三要素のどれかが、自分の都合だけで動いたり主張したりすると、活動がスムーズに進みません。

- コーディネーターの重要性
- チーム援助
- 子どもにとって利益になること優先