<悪化する3段階と注意信号>

  • 警告期

ストレス状態が軽く、ストレスを受けているという自覚がほとんどない段階です。「疲れやすい」「体調が整いにくい」「平凡なミスが増える」といったサインが出ますが、いつのまにか回復しています。疲れがたまったままにしておくと、気がつかないうちに心や身体の調子が悪くなることがあるので、注意が必要です。

  • 抵抗期

ストレスを感じていますが、はね返そうと抵抗して、無理をしてしまう段階です。疲れているのに休まなかったり、体調の悪さを感じているのに気がつかないふりをしたり、仕事がはかどらなくても他の人の手助けを断ったりと、ひとりで頑張ろうとして、さらに状況が悪化してしまいます。

  • 疲憊期

心も身体も疲れきってしまい、エネルギーが尽きてしまったような段階です。「何をするのも面倒で、やる気が出ない」「食欲がない」「眠れない」「頭痛や腹痛など身体の症状が重く、休んでも治らない」「人と会うのが億劫になる」など重い症状が現れ、うつ病など心の病気になる可能性が高まります。医学的な診断と治療が必要になります。


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