教育活動にとって、教師の情熱や積極性はとても重要なものです。しかし、それだけで充分とは言えません。教師の想いをどのように子ども達に伝えていくのかが重要なのです。そしてそれは、技術を必要としています。
本教材では、教師が人間力に溢れ、子ども達にとって魅力的で、思わず真似したくなるような教師になるために、最低限必要な技術を、ソーシャルスキルの観点からまとめてみました。
最後に、教師はまず、自分自身を受け入れ、好きになって欲しいと思います。そうでないと、他者を受け入れ、愛することはできないからです。
ソーシャルスキルは小手先の技術ではなく、人間に対する愛情に裏打ちされたものであることが必要です。子どもの健全な自尊心を育むことは、教育の1つの大きな目的であり、そのためには、教師が愛情豊かなソーシャルスキルを用いて子ども達を導いてあげることが大切です。
■参考サイト・参考文献
◆『先生のためのソーシャルスキル(ライブラリソーシャルスキルを身につける (1))』 相川充 サイエンス社 2008年 ◆『教師のためのソーシャル・スキル―子どもとの人間関係を深める技術』 河村茂雄 誠信書房 2002年 |