
適切なカウンセリング環境
実際の教育相談室を見てみましょう。ここで紹介している写真は、山口大学教育学部附属山口小学校と、附属山口中学校の教育相談室です。
落ち着いた・秘密が保てる環境作りをどのように工夫しているでしょうか?
特に、次の4つの点に注意して見て下さい。
- 適度な広さと明るい環境(広すぎても、明るすぎても落ち着かない)
- 気持ちを落ち着かせることができる環境(壁の絵、ぬいぐるみや絵本)
- 外から守られている環境(外からの声がはっきりと聞こえない、少し厚手のカーテンや衝立がある)
- 落ち着いて、長い時間でも話しができる環境(ゆったりできる椅子、座布団)
このような安心できる雰囲気作りから、「心」の居場所も生まれるのです。

カウンセリングで注意する言葉の使い方
教師として何気なく使っている言葉が、教育相談では児童・生徒に新たな不安を生じさせる場合があります。
次の言葉を使用することは特に留意して下さい。
- 頑張ってね
- 心配ない、大丈夫だよ
- しばらく様子をみましょう
- 先生にまかせなさい
- また、何かあったらいつでも相談に来なさい
どうですか?
皆さんも、周囲の人から相談を受けたときによく使っていませんか?
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