
髪を茶色に染め登校するタカオ

中3のタカオは、髪を茶色に染め、1ヶ月ぶりに仲間3人と登校してきた。
校門では、生徒会役員が並んで挨拶運動をしていた。
その側では、生徒指導のササキ先生が立っていた。
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職員室

ササキ先生は、職員室にいたタカオの担任のアケミ先生に、校門前でのいきさつを話した。そして、保護者に連絡してタカオの髪の毛を黒く染めさせるよう指示した。
アケミ先生は、タカオが校門まで来ていたことに驚いた。
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保護者への連絡

放課後、アケミ先生は、今朝のことをタカオの保護者に連絡した。そのとき、母親から「タカオがようやく「学校に行きたい」と言い出したんです。あの子なりに「頑張ろう」としているのに・・・」と聞かされる。
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ズボンで指導を受けるタカオ

髪を黒く染め直してきたタカオが、2週間ぶりに登校してきたところ、再びササキ先生に校則違反のズボンのことで注意を受ける。またもタカオは激しく反発したため、そのまま生徒指導室に連れて行かれてササキ先生の指導を受けた後、担任に引き取られた。
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ササキ先生と担任の話し合い

服装違反のままタカオに授業を受けさせているアケミ先生に対して、ササキ先生が「他の生徒にしめしがつかない」と詰め寄る。アケミ先生は、ササキ先生の主張に納得しつつも、担任と生徒との関係の重要性を訴える。
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タカオの授業態度

タカオは、1週間に2日のペースで登校していた。いつもの違反ズボンをはいて時差登校をして授業を受けていた。授業時間中は寝ていることが多かったが、担任の授業だけは寝ずに受けていた。
タカオが授業を途中で抜け出すことは、日常的にあった。
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保健室でのタカオ

「気分が悪い」と、タカオが保健室にやってくる。
養護教諭は、タカオとの会話の中で、担任のアケミ先生が彼のことをいつも心配していることを伝えた。
熱が高かったため、養護教諭は彼に帰宅して休養するように指導した。
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廊下で指導を受けるタカオ

保健室を出てきたタカオに出くわしたササキ先生は、いつもの「さぼり」だと判断して彼を注意した。タカオは、体調不良だということを訴えながらも、ササキ先生に対してこれまで以上に激しく反発した。
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保護者呼び出し

担任が、タカオの保護者に電話で今日起きた出来事のことを伝えようとしたところ、帰宅したタカオが悔しがって泣いていた様子を母親から聞かされる。
担任は、両親とタカオ本人の3人で明日の校長面談に来るよう母親に伝えた。
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