
情報を集め、いじめをしたことを認識させる

ゲンタはふてくされたような態度で、なかなかいじめを認めようとしません。しかしいじめられていたアキオの話やいじめの様子を見ていたクラスメイトからの情報によるとゲンタが中心となっていたことは間違いありません。そこで、教師はアキオに謝罪するように指導しました。
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家庭と連絡を取る

教師はゲンタの両親に連絡を取り、学校に呼び出しました。教師がいじめの状況を説明すると、ゲンタの母親は「やっかいなことをしてくれたものだ。自分にはお手上げである。」という具合で、父親は「家で自分が言って聞かせる。」と言い、早々に帰宅しました。
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学校内外で連携する

この中学校にもスクールカウンセラーが配置されていましたが、教師はスクールカウンセラーが扱うのは不登校などの問題であると考え、いじめの件については相談をしませんでした。
また、管理職の教師も教育委員会へは報告しましたが、いじめが表沙汰になると地域からの学校の評価が低下してしまうことを懸念して、警察へ通報することはもってのほかと考えました。最終的に学校は重篤な事態であると判断し、ゲンタらいじめを行った生徒達を出席停止処分にしました。
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